HISTORY

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創業1905年。
皆様と共に歩み続けて1世紀以上。大正年代創業時の高田牧舎

「高田牧舎」の歴史は、1905年(明治38年)にまで遡る。

日露戦争の最中に、当時流行のミルクホールとして創業。
屋号の「高田牧舎」は初代店主藤田源太郎が高田町(現在の穴八幡神社周辺)にあった牧舎の息子であったことに由来している。

ミルクホールとは、明治政府が当時国民の体質改善を目的にミルクを飲むことを推奨していたことから、主にミルクや軽食を提供する飲食店としてブームとなっていたお店であり、「高田牧舎」は大隈邸に毎朝新鮮なミルクを届けていたというエピソードが伝えられている。

いつしかミルクホールは有名ホテルのシェフを招き、看板メニューのカレーライスやハヤシライス、ミックスグリル、オムライスなど本格的な西洋料理を提供する洋食レストランとなっていく。

戦災で焼けた店鋪は、終戦後まもなく焼跡にバラックを建て復興、昭和20年代中頃には蔦の絡まった姿が美しい早稲田大学前のシンボル的な洋食店として、多くの学生や大学職員、教授、OB・OGなどで賑わった。

当時の趣ある建物は吉永小百合の『斜陽のおもかげ』、大竹しのぶ『青春の門 自立篇』の映画ロケの舞台にもなった。

戦前戦後の昭和の激動期や学生運動などの歴史を見つめ、早稲田の街と大学と共に歩んできた「高田牧舎」は、昭和62年に現在のビルに改装される。

そして現在、予てより好評を得ていた「薪釜焼きピッツァ」を看板メニューにすべく、”ピッツェリア Takata bokusya “ としてリニューアルオープン。

今も演劇博物館を望む早大南門の前でその歴史を刻み続けている。